マイクロスコープを使用した精密根管治療・精密治療

投稿日:2024年1月29日 | 最終更新日:2024年3月27日

福岡市のマイクロスコープを使用した精密根管治療

マイクロスコープによる、歯を守る精密根管治療|福岡市

口腔は命の入り口 心の出口、大切に

見えるわかる根管治療を提供致します マイクロスコープを用いた精密根管治療

スマイルライン歯科・矯正歯科の精密根管治療では、これらのお悩みを解消することができます!

精密根管治療

精密根管治療とは?

根管治療とは、虫歯が進行して痛みや腫れといった症状が出た際に行われる歯科治療のひとつです。
歯の中から、症状の原因となる菌に感染して壊死した歯髄(神経や血管)を取り除き、空洞となった歯の中の病変部分を削ったり洗浄していきます。この根管治療をきちんと行うには、大変な集中力と高い技術が必要になってきます。何故なら、歯の中の空洞は木の根のように狭く入り組んでいて、その形は人によっても全く違います。そんな入り組んだ空洞の中から、歯髄や細菌を残さず取り除かなければならないのです。

マイクロスコープによる、歯を守る精密根管治療|福岡市

適切に処置しなければ再発リスクが高くなる可能性も…

患者さんにとっては「見えないところで一生懸命何をしているのかよく分からない」と思われがちですが、治療中の歯が失われないようにする“最後の手段”とも言える治療であり、実は歯科医師の腕の見せ所でもあるのです。
歯の中はまるで木の根っこのように入り組んでいて、その中から全ての歯髄を取り除くことはベテランの歯科医師でも困難を極めます。歯髄が除去できたかどうかを肉眼で確認できる範囲は限られるため、見えない部分はもはや手の感覚だけが頼りとなり、確実性が高いとは言い切れません。
そこで役に立ってくるのが、マイクロスコープ(手術用顕微鏡)です。これは暗くて狭い根管の中を明るく、大きく拡大して明確に見ることが出来ます。そのため根管の見逃しを減らすことができ、感染した歯質、歯髄をしっかり取り除くことで再治療のリスクを下げることができます。根管治療はその性質上、治療を繰り返すたびに難易度が上がっていき、再治療はより高度な技術を要するものとなり、どんどん治りにくくなってしまいます。
できるだけ早い段階に確実で丁寧な治療を行い、なるべく少ない回数で完結させることが再発のリスクの少ない治療には必要です。マイクロスコープ(手術用顕微鏡)は精密根管治療を行う上で、必須となってくるのです。
もし歯の中に細菌や歯髄が残っていると、痛みや膿が再発してしまい、最悪の場合その歯を失うこととなります。歯髄を取った後の歯をいかに長持ちさせていくのか。それが、根管治療が本来目指すべき最大の目的であるのです。

日本における根管治療の成功率

精密根管治療の成功率

根管治療の成功率について、様々な論文があります。大まかには、以下のような成功率だと思っていただけると良いと思います。(大体は、5年から10年の経過観察後、単純レントゲン写真で病巣の有無を確認したデータです。)以下の数字を見ると適切な治療を行うことで、大幅に成功率を上げられることがわかります。

精密根管治療(世界標準のラバーダム+CT+マイクロスコープを使用した治療)

  • 抜髄(初めて神経を取るとき):約90%
  • 感染根管治療(初回):約80%
  • 感染根管治療(再発して2回目以降の治療で、前医により根管の形を大きく傷つけられていない場合):約70%
  • 感染根管治療(再発して2回目以降の治療で、前医により根管の形を築づけられている場合):70%未満

外科的歯内療法(マイクロスコープを使用した外科テクニック)

  • 根尖切除術:約90%
  • 意図的再植法:約80%

参考:日本での根管治療の成功率(主に保険診療)

  • 抜髄:約50%
  • 感染根管治療:約30%
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難易度が高いと言われる根管治療ですが、日本での成功率はどれくらいだと思われますか?
実は、保険治療での成功率は30%〜50%と言われています。つまり半数以上の方が病変の再発を起こし、再治療をしていることになります。一度神経を抜いてしまった歯というものは、健康な歯に比べると丈夫ではありません。そのような中で繰り返し歯の中を削って広げていくことは、歯にとって大きなダメージとなります。当然、そのような歯が将来も残っているという確率は極めて低くなることが分かるでしょう。

日本の根管治療の成功率 < 諸外国の根管治療の成功率

根管治療を行ったのに、なぜ再発を繰り返してしまうのでしょうか?

日本の保険診療での根管治療は、材料や設備、時間などに制限があるからです!
「治療費の安さ」からくる制限
海外では8~9割の成功率といわれる根管治療の水準に、なぜ日本は及ばないのか。その理由の1つに、日本の歯科医療では根管治療に対する評価が非常に低いことが指摘されています。保険診療では全国一律にその料金が設定されており、また、保険で認められる材料しか使えません。大体奥歯でも1万円弱、自己負担3割だと患者さんの負担は数千円です。
保険であれば数千円で受けられる根管治療が自費では「1歯あたり10-20万円」と聞くと、あまりに高額な値段に驚く人も少なくありません。しかし海外の根管治療で「1歯10万円」というのは、それほど法外な値段だとはとらえられていないのです。そして日本の保険治療における「治療費の安さ」こそが、根管治療の再発率と深く関係しているといわれています。
例えば日本の根管治療の再発率が高い原因の1つに、「ラバーダムが必須とされていないこと」があげられています。海外の根管治療では必須となっているラバーダムがなぜ日本では普及しないかといえば、保険治療ではラバーダムに対して何も報酬が発生しないからです。ラバーダムは消耗品であるため、そこに費用が払われないことは歯科医院にとっても大きな損失となります。もちろん、保険でもラバーダムをしている良心的な歯科医院もあります。ただ、それは歯科医院側の負担で行なっているのです。
 また根管治療は他の歯科治療よりもはるかに難易度が高く、歯科医にはより高度な技術と繊細な作業が求められ、時間も必要とします。その一方で根管治療によって得られる報酬は非常に低いため、「治療に手間や時間をかけたくてもかけられない」というのが現実問題としてあるわけです。日本の保険制度では時間をかけてしっかりとした治療を行うほど、医院にとっては赤字であり、経営上時間をかけて処置することができないのです。

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保険診療と自費診療について

現在の日本のほとんどの歯科医院では保険診療で根管治療を行っております。しかし、神経を除去したり、根管の感染を除去し綺麗にする根管治療は、きちんと治療しようとした場合、とても手間暇が必要とされ多くの時間が掛かったり、高い技術が必要な治療です。しかし、保険診療ではいろいろな制約があるため、結果として再治療などが必要となってしまうことが多くあることが現状です。その制約とは、保険点数の低さ、報酬の低さからくる時間的制約、材料費の制約、また、使用する材料なども保険診療で使っても良いと認められなければ使用することもできません。

また、保険はどんな歯科医師が治療を行なっても料金が一律なのです。精密根管治療を行うにはマイクロスコープを使うために研鑽が必要ですし、根管治療についてもより深く勉強し研鑽を積むことが必要です。

日本の皆保険制度はとても素晴らしい制度ですが、歯科において考えると最低限の機能を維持するためのものであると考えていただいた方がいいかもしれません。それでも、保険制度のおかげで私たちは安価に治療を受けることができます。痛みが取れたり噛めるようになったり、困った時にすぐに医療を受けることができるのは素晴らしいことです。

ただ、より健康に美しくなるためにサプリメントや美容医療があるように、また、医科領域でもより優れたものを選択しようとすると自己負担になったりするように、歯科でもお口の健康、機能、持ちの良さ、再発のしにくさ、美しさをより重視されるなら自費治療も検討されることをおすすめします。

米国との根管治療成功率の差は?

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日本の保険診療による根管治療での再発率は50%以上となります。
一般的に9割の成功率が普通と言われているアメリカと比較しても大きく成功率に差があり、世界基準的に見ても日本の保険診療における根管治療の成功率は圧倒的に低いのです。
何故、アメリカと日本では2倍もの差が出てしまうのでしょうか?
保険診療や自費診療の他に、海外にあって、日本にほとんどないものは何でしょうか?

マイクロスコープによる、歯を守る精密根管治療|福岡市
マイクロスコープによる、歯を守る精密根管治療|福岡市
  • 保険診療における根管治療
    • 1. レントゲンの撮影
    • 2. 抜髄処置まず神経を取る処置が必要になります。歯の痛みを取ることができる重要な処置ですが、保険診療の場合、この時点で細菌が根管内に侵入する場合が多いです。
    • 3. 根管洗浄中の根管を拡大しながら、きれいにしていきます。ただし限られた時間の中で行うため、4回~8回ほど通院する必要があります。
    • 4. 根管充填根管の中を塞いでいきます。根管の治療としてはこれで完了ですが、再発すると③からまたやり直しです。
    • 5. 土台の型取り、被せ物の治療へ
  • 精密根管治療
    • 1. CTの撮影・治療計画の立案3D画像化することで、レントゲンよりも正確に治療部位の状態を把握することができます。
    • 2. 抜髄処置・根管洗浄・根管充填ラバーダムによる無菌的環境の中で、治療計画に基づいた一通りの根管治療を集中して十分な時間をかけて、1〜3回で行います。
      根管内に外部の細菌が侵入するリスクを下げるには、歯の中を触る回数を最低限に抑えるべきです。
      当日の1回の施術時間はマイクロスコープを使用するため長くなりますが、通院回数を抑えることができることも、メリットの一つです。※リスク・副作用として口を開けている時間が長く、口腔内が一時的に乾燥する場合があります
    • 3. 土台の型取り、被せ物の治療へ拡大鏡(ルーペ)を用いて、精密な被せ物を作製していきます。精度が高いため、二次的な虫歯や歯周病になるリスクが減ります。

「最初の治療」、つまり1回目の根管治療をどのように行うかで、
歯の寿命は変わってきます。

例として、アメリカでの根管治療の成功率が9割、日本での成功率が5割を割ると簡単にご紹介しましたが、もう少し詳しくお話しして行きます。

成功率9割とお話ししましたが、詳しく見ていくと下の表のような成功率となります。

初めての根管治療(イニシャルトリートメント)で、レントゲンで見て根の先に黒い影のない状態、つまり根尖病変無しの場合には成功率は90%以上です。しかし、初めての根管治療でも根尖病変があると成功率は80%代に低下します。

初めての根管治療であれば、総合的に約9割の成功率と考えてもらえます。

しかし、再治療となると話は変わってきます。

根管形態が維持されているものでは、初めての根管治療の時と同等の成功率が見込まれるのですが、根管形態の維持されていないものでは、根尖病変がないもので約80%、根尖病変があるものでは約40%にまで成功率が低下します。

根管の形態が維持されているとはどういうこと?と思いますよね。根管治療をする際に元々の根管の形がどうしても治療によって変化してしまいます。場合によっては元の根管から逸れてしまったり、根尖が破壊されていたり、それを維持されていないと表現しています。

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以上のことから、2回目以降の治療では成功率が平均しても約70%となります。治療を繰り返すほど、根管の形態が破壊されて成功率が落ちていくことがわかると思います。

なので、初めての根管治療でしっかりした治療をすることがとても大切です。

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出来るだけ再発しない歯内療法の成功への道 ラバーダム

 顕微鏡を使用する以前に大切な「守るべき基本ルール」があります。
また「顕微鏡を使ったら絶対治る」ものでもなく、しかし治療の成功率をあげるためには顕微鏡の使用は必要です。
 歯科医院で顕微鏡(マイクロスコープ)が導入され、顕微鏡を歯内療法にも応用する歯科医院も増えてますが、顕微鏡の使用/不使用よりも、もっと根本的な歯内療法をおこなう上で守るべきルール、は、「無菌的処置」です。
根管治療を失敗させる最大の敵は、外部から根管に入ってくる細菌です。せっかく徹底的に歯の中を綺麗にしたとしても、唾液などを通じて外から細菌を入れてしまっては無意味になってしまいます。精密根管治療ではこれらをいかに遮断し、歯の中を可能な限り無菌状態にできるかが成功のカギとなっています。
根の治療をして歯の神経、血管、細胞などを取ると、歯の中では免疫応答がなくなります。免疫力が無くなった歯の内側は、そのままでは細菌が繁殖してしまいます。細菌の繁殖を防ぐために、歯の内側を色々な器具を使いキレイにし、細菌が繁殖しないように緊密に根管内を充填していきます。日本の根の治療の成功率は30~50%と報告があります。つまり50~70%は根尖病変ができて、再治療が必要な状態になっています!ちなみに海外の成功率は70~90%です、その違いはラバーダムや手術用顕微鏡(マイクロスコープ)の未使用だと言われています。
そのために当院では、ラバーダム防湿という方法をとっています。これはラバーダムと呼ばれるゴム製のシートを使い、治療部位への唾液や呼気の侵入をシャットアウトし、その上でその周囲をラバーダム用コーキング剤で完全に封鎖します。これにより、無菌状態を維持しながらの治療が可能になります。また、洗浄用の薬剤が患者さんのお口の中に流れることも防いでくれるので安全性も高くなります。そして、器具を外したりしても口の中に落ちてしまう心配がないため、歯科医師が患部の治療だけに専念できるようになるという利点もあります。
保険診療において再治療が多くなる原因は、このラバーダムを使用しないことによる再感染が多いと考えられています。より確実な根管治療を行うためには、正しいラバーダムの使用による無菌状態の保持ということがとても大切になってくるのです。
 ラバーダム防湿・隔壁作製・各種滅菌器具(あるいはディスポーザブル)・正しい仮封など、無菌的処置に包括された中で診療を行なわないと治療の成功には結びつきません。また顕微鏡はあくまでも機械ですので正確なトレーニングを積んで正しく使用することも大切です。
歯の神経を抜くとは?

失った歯は二度と戻ってきません。あなたの歯を大切に考える歯科医院での治療をお勧めします。

どうしても歯を残せないケースについて

当院では、あなたの大切な歯を出来る限り長持ちできるように、残すように考えておりますが、どうしても難しい場合があります。
下記のような場合は抜歯となりますので、ご理解の程よろしくお願いします。

  • 歯の根っこが破折している場合
  • 歯周病で歯が大きくぐらついている場合
  • むし歯がとても大きく骨縁下まで達している場合

出来るだけ歯を削りたくない

精密CR充填
ラバーダムや手術用顕微鏡、高倍率のルーペを使用し、隙間なく高品質の白い詰め物(ハイブリッドレジン)をもともとの歯の形態を再現しながら詰める治療法です。
 高度に拡大されたマイクロスコープを使用し、虫歯の部分は確実に除去、健全な歯は精密に保存します。虫歯を残せば再発しますし、健全な歯を削りすぎると歯は弱くなります。

出来るだけ神経を取りたくない

従来の保険治療では、虫歯が神経まで達していると歯の中の神経を取り除く治療を行わなければなりませんでした。しかし近年、MTAセメントと言われる材料が普及し、今まで神経を取り除かなくてはならなかった歯でも、VPT(歯髄温存療法)によって、神経の感染していない部分を残すことが可能になってきました。MTAセメントは、生体親和性、殺菌性、封鎖性に優れた材料でVPTのほか、根管の穿孔の修復、根管充填などに応用されているものです。

歯は、治療のために削って、残った歯質が少なくなると強度が低下します。

神経を取り除く治療を行った歯の喪失リスクは神経がある歯と比べ、前歯1.8倍・奥歯7.4倍と報告があります。神経を保存することで、その歯を長く使うことができる可能性が高くなります。

MTAを使用した症状のない歯の成功率は約85%、症状のある歯の成功率は約50%となります。

注意すべき点として、VPTを行なった歯は根管が細くなり、根管治療が必要となった場合にその難易度が上がる可能性があります。

適応についてですが、強い自発痛がある場合は神経を保存することは難しいです。また、虫歯を除去して神経の状態を確認し、壊死していたり、炎症が強く出血がコントロールできない場合にはVPTを行うことはできず、根管治療に移行いたします。

もし、虫歯が深くて、虫歯をとってみて神経まで達していたら根管治療が必要だと言われた場合には、VPT(歯髄温存療法)で神経を残せる可能性があります。神経を取る前に一度御相談下さい。


MTA療法についてもっと詳しく

精密根管治療と根管治療の違いは何ですか?

米国式の成功率が高いマイクロスコープを使用した精密な根管治療と日本式の安価であるが再発率が高い根管治療です。

精密根管治療は保険適用ですか?

いいえ、自費治療となります。

精密根管治療は必要ですか?

成功率が高いこと、再発リスクが少ないことを重視されるのであれば、精密根管治療を受けられることをお勧めします。

精密根管治療とは何ですか?

ラバーダム防湿を行って無菌的環境下で、マイクロスコープを使用した明るく拡大された視野で行う精密な根管治療です。自費診療になりますので、保険適応外の器具器材なども治療する歯にベストなものを使用することができます。

出来るだけ生涯自分の歯を残したい方へ

・どんな小さなむし歯、異常も見逃さない
マイクロスコープを使用し最大21倍まで拡大して観察すれば、今まで肉眼で確認できなかった痛みや違和感の原因を細かく確認することができます。
米国においての専門医教育課程では歯科用顕微鏡の使用は義務化されています、それほど根管治療に歯科用顕微鏡は有効であることが証明されてます。
 従来の歯科治療は主に肉眼により行われていたため、肉眼では見えないような小さな虫歯や感染を取り残してしまったり、
あるいは逆に健康な歯の部位を大きく削りすぎてしまうことがありました。
 脳外科などで培われていた手術用顕微鏡(マイクロスコープ)の技術を歯科に応用し、高倍率で歯や歯茎を見ながらより高い精度の治療が行えます。
この治療法により、精密に虫歯や歯茎、歯肉縁下の歯石、根管内の感染を取り除くことができ、さらに拡大視野により精度の高い詰め物や被せの歯を装着することが可能となりました。
・医師と患者さんが情報共有できる
歯科用顕微鏡で確認した部位を大画面に映し、共有することができます。根拠のあるわかりやすく高度な治療が可能となります。
・最小の侵襲で効果的な治療が可能
歯科用顕微鏡を使用することで肉眼にくらべ圧倒的に大きな視野で処置をすることが可能となります。したがって、本当に悪い部分のみ削ったり詰めたりと最小の侵襲での治療が可能となります。このように処置された部位が再治療になる確率は従来の肉眼治療に比べて低いといえます。
診療日は月・火・水・木・金・土(祝日も診療)休診日:日曜日 歯のホワイトニング前の精密検査も可能。
インビザライン矯正歯科、審美歯科、予防歯科も併設。お気軽にご相談ください。

顕微鏡(マイクロスコープ)を使用するメリットは?

人間の目には限界があり顕微鏡なしに正確な治療をすることは困難です。マイクロスコープで明るく大きく拡大した視野下での治療は以下の利点があります。

・歯を削る量を少なくできる
虫歯の切削や適切な根管治療を行うためにどうしても切削が必要な部分は確実に削る必要があります。
顕微鏡で拡大して精密に観察しながら処置を行う事により、肉眼のみで行うよりも結果として
必要最小限の切削量ですみ、健全な歯質の保存に役立ちます。
術前にレントゲン写真とCTによりその根管の数と形態を診断し、術中も顕微鏡を使用する事により根管をより正確に確認することができます。
例えば上顎第一大臼歯はMB2と言われる根管がありますが、肉眼では51%、顕微鏡を使用することで82%まで探索率が向上したという
報告もあります。
・破折の視認、根管内異物の除去に役立つ

肉眼で視認できるものもありますが、細かな破折は染色をし顕微鏡で注意深く観察する事により確定診断出来ます。破折の確定診断は視診で確認することなので、根管治療中に根管内部をマイクロスコープで観察してわかることもあります。肉眼では決して見えることはないので、なぜ治らないのか肉眼での診療では不明になってしまうこともあります。

・根管内の異物除去やパーフォレーションリペア
また根管内にある異物等も、可視化できれば除去できる可能性が高まりますので顕微鏡の使用が大きな力となります。同様に根管内に穿孔(パーフォレーション)といって穴があいてしまっていると通常は治すことが難しいですがMTAセメントを使用して穴を塞ぐ事ができます。

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天神院電話予約 092-737-6633

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監修 医療法人博道会 理事長 大串 博
歯科医師臨床研修指導医
日本歯周病学会 専門医
日本口腔インプラント学会専門医
日本臨床歯周病学会 歯周病指導医・認定医
日本臨床歯周病学会 歯周インプラント指導医
日本顎咬合学会 認定医
日本アンチエイジング歯科学会認定医
日本歯科医師会認定産業歯科医
インビザラインダイヤモンドドクター
日本審美歯科学会会員
日本血液学会会員
点滴療法研究会会員 高濃度ビタミンC点滴療法認定医
日本歯科医師会会員

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