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iTeroスキャナ

    投稿日:2020年9月26日 | 最終更新日:2020年9月26日

    iTero スキャニングについて

    iTero スキャニングは、インビザライン治療計画に必要なコンピュータ・シミュレーションを作成するための「歯型の記録」をとるための、スキャンする3D光学スキャナーです。
    わずか5分ほどでスキャンができ、従来の歯の型取りのように印象材を口に入れる必要もないため、苦しい思いをすることなく快適に歯型を採ることができます。
    さらに、精密なスキャニング技術により高精度な情報を得ることができるため、治療の質も向上します。
    口腔内を3D光学スキャニングを行い、そのデータをもとにコンピュータ画面上に歯型が記録されます。
    iTero スキャニングのメリットは、何と言っても精度が高いことです。
    また、スキャンした情報はインターネットで送ることができるため、従来よりも治療の開始を早められ、長くお待たせすることもありません。
    インビザラインは製作されるアライナーの精度が、治療の鍵を握ります。そのアライナーを製作するために、治療の一番始めにすることが「歯型の記録」です。
    従来、「歯型の記録」はシリコン印象という方法で行われていました。変形率の少ないシリコンの材料で、口腔内の歯型を採る方法です。シリコンが硬化するまでの時間、苦しい思いをする必要はなくなりました。
    iTero スキャニングの先端は口腔内に入る大きさで、何カ所かに分けて撮影をすることができます。顎が疲れる心配や、嘔吐反射が起こる心配もありません。
    iTero スキャニングで記録した歯型は、すぐにその場で確認することができます。口腔内の状態が、すぐに3D画面上で見られるようになったのです。

    スキャニングする女性

    シリコン印象(従来の歯型)と iTeroスキャニングの違い
    シリコン印象とiTero スキャニングの精密度の比較はこの写真をみても明らかです。

    iTeroスキャナ

    記録された歯型を元にインビザライン・アライナー(マウスピース)は製作されますので、歯型の精度はとても重要になります。
    シリコン印象では、嘔吐反射がある方、口が開きづらい方にとっては、特に大変な作業でした。
    レントゲンやCTスキャナーは放射線を発するため、安全性を心配される患者様がいらっしゃいますが、iTeroは放射線を一切使用しないため、お子さんや妊娠中の患者様にも安心してご利用頂けます。
    また、従来のシリコン印象剤では喉の奥に流れてしまったり、誤まって飲み込んでしまうリスクもありましたが、デジタルによる「iTero(口腔内三次元スキャナー)」ではこのような心配もありません。

    iTero スキャニングでは、口を休めながら作業ができることや、歯に直接触れないで歯型を記録できることから、お子様から、歯の揺れが心配な方まで、幅広くお使いいただけます。
    シリコン印象は、トレーをアメリカのコスタリカにあるインビザラインの製作工場へ輸送する必要がありました。歯型をお採りした日から、
    コンピュータ・シミュレーションが作製されるまでは、約3週間~4週間程かかっていました。
    iTero スキャニングでとった記録は、輸送する必要がありません。全てがデジタル管理されますので、データはその場でアメリカに送られ、
    シミュレーションが出来上がるまでは約3~5日です。そのため、従来1か月程かかっていたインビザライン開始までの時間も短縮されます。

     

    ※マウスピースは厚生労働省に認可を得た材料を使用していますが、インビザラインは完成物薬機法対象外の矯正歯科装置のため、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

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